“オオカミ少年”バロテッリ、恩師に謝罪するも今夏の移籍濃厚か
マンチェスター・Cに所属するイタリア代表FWのマリオ・バロテッリは、8日に行われたアーセナル戦での振る舞いについて謝罪した。イタリア『ANSA』が報じている。
バロテッリはアーセナル戦で相手MFアレクサンドレ・ソングに対し、足の裏をむき出しにした危険なタックルを行い、後半には2枚目のイエローカードを受けて退場処分となっていた。
バロテッリの振る舞いに、ロベルト・マンチーニ監督は激怒。「もう今シーズン、彼を起用することはない」、「我々は常に10人になるリスクを背負わなければならない」、「おそらく今夏に売却することになるだろう」など、バロテッリを痛烈に批判していた。
周囲の失望に対してバロテッリは、「失望させてしまったシティ、特に尊敬するマンチーニ監督に対して本当に申し訳なく思っている」と謝罪した。
とはいえ、バロテッリには愚行と謝罪を繰り返してきた過去がある。ピッチ内外で問題を起こしては謝罪。しかしまた新たな問題を起こしてきた。その姿はもはや“オオカミ少年”となっている。愛弟子に真摯な態度で向き合ってきたマンチーニの堪忍袋の緒すら切れさせた男の居場所は、シティにあるのだろうか。
バロテッリは、「将来について、シーズン終了後にクラブと話すことになるだろう」と話したものの、一方で、「1度、イタリア代表から落選した過去を繰り返したくない」と、出場機会に恵まれなければ移籍すると示唆。去就について明言こそしなかったものの、今夏に話し合いの場が設けられることが確実になった。
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