ドイツ紙、ドイツ代表FWポドルスキのアーセナル移籍合意を報道
ケルンに所属するドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが、今シーズン終了後にアーセナルへ移籍すると報じられた。ドイツ紙『ビルト』によると、移籍金額は1090万ポンド(約13億円)、契約期間は4年、週給10万ポンド(約1280万円)で合意したされている。
これを受け、イギリス紙『ガーディアン』では、ポドルスキ獲得の理由として、まずアーセナルの攻撃陣の層の薄さを挙げている。控えFWのマルアン・シャマクとパク・チュヨンは、納得のいくパフォーマンスを見せておらず、キャプテンでありエースであるロビン・ファン・ペルシーに依存するところが大きいと指摘した。
また、同紙はファン・ペルシー自体がドイツ代表FWの獲得理由になったとも言及。現在オランダ代表は今夏で切れるクラブとの契約に対し、夏まで延長交渉は行わないと明言。去就が不透明な状況であり、説得のため、クラブは絶対的なエースに対し野心を見せなければならなかったと説明している。
さらに、ヴェンゲルがより実力ある選手の獲得へ、路線をシフトしていくことを裏付けているとも指摘。これらのことを踏まえ、26歳と若く、10代後半からドイツ代表入りし最もハイレベルな環境でプレーしてきたポドルスキは、ヴェンゲルにとってまさにうってつけの人材だとの見解を示した。
一方、昨夏アーセナルに移籍したドイツ代表DFペア・メルテザッカーは、7日にドイツのテレビで、ポドルスキがエミレーツでの生活について尋ねてきたことを明かしている。
「ポドルスキはアーセナルにとても興味を示している。僕に多くのメッセージを送ってきたよ。僕は、エミレーツは素晴らしい地であり、アーセナルのためにプレーすることは偉大なことだと返信したよ」
ポドルスキは今シーズンリーグ戦で16ゴールを挙げる活躍を見せている。しかし、ケルンが下位に沈んでいることもあり、本人はクラブの方向性に対し不満を吐露。今夏での移籍が噂されていた。
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