ハイドゥク退団の伊野波が神戸へ移籍「人生で最も悩んだ2週間」
神戸は2日、クロアチア1部リーグのハイドゥク・スプリトとの契約を解除した日本代表DF伊野波雅彦を完全移籍で獲得したと発表した。
伊野波は移籍の際に、神戸を通じてコメントしている。
「この度、私、伊野波雅彦はヴィッセル神戸に完全移籍することになりました。ここで、これまで応援してくださっている皆様にきちんとお伝えしたく、お話させていただきます。まず新聞で報じられたようにハイドゥク・スプリトに先月契約解除を申し出ました。大きくとりあげられている給与未払いはありましたがそ れが全てではありません。総合的にみて判断しました。今後のサッカー人生をしっかり考えた上での契約解除となりました」
「その後スペインに渡り、オファーをいただいた欧州のチームでプレーすべきか、Jリーグでプレーすべきかを考える中でヴィッセル神戸を選択しました。ここには明確な方向性、ビジョン、一体感があり、魅力を感じると共に自分の役割をも見出だすことができました。人生でこれほど悩み、もがき苦しんだ2週間はありませんでした」
「しかし今はヴィッセル神戸というチームの歴史を変える一人としてチャレンジできることに大いなる喜びを感じています。様々な考えや意見もあると思いますが、私は一人のプロサッカー選手です。自分の選択と確固たる決断に責任をもって、今はヴィッセル神戸を常勝軍団に作り上げたいと思っています。ピッチで表現するのみです。皆様、これからもどうか応援よろしくお願いします」
伊野波は、阪南大学を休学して2006年にFC東京に加入後、2008年からは鹿島に在籍。日本代表では国際Aマッチ9試合に出場しており、日本が優勝した2011年のアジアカップの準々決勝カタール戦では、代表初ゴールをマークしていた。ハイドゥク・スプリトではリーグ戦15試合に出場1得点を記録している。
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