バルセロナがアーセナルの“強奪”に激怒
バルセロナが、同クラブのカンテラでプレーする16歳のジョン・ミケル・トラル・ハーパーを引き抜こうとしているアーセナルに激怒していると、イギリス紙『サン』が報じた。
バルセロナのサンドロ・ロセル会長は、アーセナルの幹部に対し、ハーパーの去就についての意見をぶつけた模様。関係者は、「ロセルは自分の意見をぶつけていた。(アーセナル幹部は)冷静なままでロセルの問いかけに応じなかったが、明確だったのはロセルが激怒していたことだ」と証言しているという。
バルセロナが引き抜きに敏感なのには理由がある。アーセナルにMFセスク・ファブレガスを引き抜かれた過去があるためだ。セスクは当時16歳だったが、アーセナルとプロ契約を締結。その後、すぐにレギュラーとして定着し、世界有数のプレーメーカーに成長している。ハーパーはまさにセスクの事例と同様なのだ。
とはいえ、ハーパーはイギリス人の母を持っていることもあり、アーセナル入りに前向きで、合意間近と報じられている。 17日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦では、アーセナルがバルセロナに先勝したが、ハーパー争奪戦に関してもガナーズ(アーセナルの愛称)が勝利する公算が大きくなっている。
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