「試合に出たい」森本に移籍の可能性
ここ5試合連続で出場機会を失っているカターニアの森本貴幸。この状況を受けて、マルコ・ジャンパオロ監督は1月に再開する移籍市場で、森本を放出する可能性があることを示唆した。
3 日のレッチェ戦後、ジャンパオロ監督は森本を「最高レベルの選手」と称賛しつつも、「カターニアはここ数年1トップでプレーする傾向があり、森本は不利な状況にある。チームとしてはサポートしていくつもりだが、彼にとってベストの環境がカターニアなのか、それとも他のチームなのかは分からない」とコメント。受け取りようによっては、1月の移籍市場で森本の放出を辞さない可能性を示唆した。
8日にアルゼンチン戦、12日に韓国戦を控える日本代表に合流するため、4日に帰国した森本は、「試合勘は問題ない」としながらも、「今も試合に出たい気持ちでいっぱい」と心の内を吐露した。
日本代表ではセンターFWとしての起用が濃厚とされている森本。ここで得点を奪い、健在をアピールしたいところだが、以前、ジャンパオロ監督が、9月 12日のパルマ戦で森本をベンチ外としたことについて「12日間練習で見てきた選手を優先したかった。代表から戻ってきて、いきなりポジションを与えるというのはプロとして示しがつかない」と説明した経緯もあり、同指揮官は代表で活躍した選手よりも、チームで練習に参加していた選手を優先的に起用する考えを明確に示している。
いずれにせよ、森本にとっては厳しい状況が続きそうだ。
□移籍情報一覧
□SOCCER KING + TOP