チェルシーがJ・コールとの関係に終止符…ベナユンをターゲットに?

 チェルシーは、今夏に契約が切れるジョー・コールとの契約延長を断念し、リヴァプールのヨッシ・ベナユンを後釜として迎えたい意向であると、イギリス紙『ガーディアン』が報じている。

 チェルシーは攻撃のキーマンであるJ・コールとの契約延長を目指していたが金銭面で折り合いがつかず、交渉は滞っていた。シーズン終盤にはサロモン・カルーやフロラン・マルダが好調だったことでベンチを温める機会が多くなっていたことも両者間に評価の差異を生じさせる要因となっている。

 一方のベナユンはリヴァプールにおいて失意のシーズンを送ったものの、個人としてのパフォーマンスには高評価が与えられている。実際、30試合に出場し、6ゴールを挙げるなどまずまずの数字を残しており、攻撃に変化を与えられる数少ない選手としてラファエル・ベニテス監督にも重宝されていた。

 J・コールは名実ともに申し分なく、年齢的にもキャリアのピークを迎えつつあるため引く手数多で、マンチェスター・Uやトッテナムが興味を示していると伝えられている。

 またベナユンにとってはチェルシーへ移籍すればチャンピオンズリーグへの出場がかなうことに。本人も移籍を否定せず、「(カルロ)アンチェロッティは来シーズンのために僕を欲しがっている。ただすべてはリヴァプールが決めることだよ」とコメントしているため、チェルシーがリヴァプールを満足させるオファーを提示できれば、移籍の可能性は十分にありそうだ。


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