ルシオ、電撃移籍か/ドイツ

バイエルンは16日、ブラジル代表DFルシオをインテルへ売却したことを発表した。
契約期間は3年となっているが、一方でインテルは公式サイトを通じマッシモ・モラッティ会長の声明を公表。「まだ最終決定ではない」とまだ正式決定でないと、インテル側は主張している。
それでも、移籍は時間の問題と見られ、数日のうちには正式発表されるものとの見方が強い。
移籍金については明らかにされていないが、1000万ユーロ(約13億円)前後でインテルのチャンピオンズリーグにおける成績に応じてボーナスが加わる形のようだ。
インテルはジョゼ・モウリーニョ監督が指導したチェルシーのDFリカルド・カルバーリョへの関心が報じられてきたが、インテルの補強担当であるガブリエレ・オリアーリが、交渉が難航していることを明らかにしていた。このため、カルバーリョの獲得を断念し、ルシオの獲得に踏み切ったものと考えられる。
2000年にインテルナシオナウからドイツに到着したルシオは、レヴァークーゼンの3シーズンで頭角を現した。2002年にはチャンピオンズリーグ決勝に進出も惜しくもレアル・マドリーに敗れた。しかし同年に行われたワールドカップ・日韓大会では、ブラジル代表として優勝。そして、その夏にバイエルンに移籍し、2005、2006、2008年にはドイツで国内2冠を達成している。


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