オラス会長、マルダの移籍交渉破談を懸念/フランス

リヨンのジャン・ミシェル・オラス会長は、チェルシーへの移籍がうわさされているMFフローラン・マルダについて、交渉が思うように進展していないことを明らかにした。
マルダは以前からチェルシーへの移籍願望を公言しており、既にジョゼ・モウリーニョ監督ともコンタクトを取っていると話していた。しかし、クラブ間の交渉は進展していない。オラス会長は交渉が決裂することを懸念している。
「私はマルダに交渉が難航していることを伝えた。チェルシーが本当にマルダの獲得を考えているのか分からない。CEOのピーター・ケニヨンはマルダの獲得について、ロマン・アブラモヴィッチ会長の承諾を得たと言っていたが、その後連絡はない。彼らがこの取り引きを完了させたいのか、私にもよく分からんのだ」
チェルシーへの移籍が目前と見られていたマルダだが、状況はそう単純ではないようだ。同じく獲得に名乗りを上げていたチェルシーも、リヨン側に問い合わせているとう。
「レアル・マドリーも我々にコンタクトを取ってきた。マルダは放出する気でいるが、しかし、現状ではまだリヨンのプレーヤーだ。放出するとは決まっていない」
移籍問題が決着しないマルダは、リヨンのトレーニング初日を欠席。オラス会長は「リヨンの選手として参加すべきだった」と話している。(KH)


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