どちらかと言えば声を出すタイプ

▼まずはマンチェスター・ユナイテッドの新キャプテンに就任した感想から聞かせて。

ルーニー(以下R)──心から誇りに思うし、キャプテンになれて本当に光栄だ。監督と話をした上で、俺にはその権利があると認めてもらえたことは素直にうれしいよ。キャプテンとして、できるだけのことをするつもりだし、チームを成功に導きたい。

▼これまで君が仕えてきたキャプテンたちのスタイルを参考にするつもり?

R──もちろんだ。クラブや代表で、何人もの素晴らしいキャプテンの下でプレーしてきた。彼らから学んだことを生かしていきたい。ピッチではハードワークとフォア・ザ・チームの姿勢でみんなを引っ張っていくつもりだよ。それでこそユナイテッドだし、サポーターに対して俺たちが大事にしている「勝利への執念」を見せたい。

▼ユナイテッド加入からちょうど10年が経ち、その節目の年にキャプテンになった。

R── これ以上のことはない。大きな役目なのは分かっているし、責任の重さも自覚している。でも、ここまでキャリアを重ねてきたわけだから、役割をきっちり全うする準備はできている。

▼目指しているのは背中で語るキャプテン? それとも雄弁に語るキャプテンかな?

R──どちらかと言えば、俺はピッチの上でもドレッシングルームでもかなり声を出すタイプだ。監督もそういうところを期待しているんだと思う。自分自身はもちろん、チームメートの良さを最大限に引き出すため、常にみんなを励まそうとしている。そういうところも監督が俺をキャプテンに選んだ大きな理由の一つだと思うからね。

▼ルイ・ファン・ハール監督の印象は?

R──これまで残してきた結果を見ても、素晴らしい監督なのは間違いない。まだ長く一緒に過ごしたわけじゃないけど、すごく威厳があるというか、力強さを感じるよ。それにとても正直な印象がある。練習中から気づいたことをすぐに指摘してくれるからね。監督はチームに新しい戦術、システムを持ち込んだけど、新しいことにトライするのは面白いものだよ。少し時間はかかるだろうけど、必ずチームを良い方向へ導いてくれると信じている。

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