世界最高のリーグ、プレミアリーグでの戦いが恋しかった
▼これからの目標はチェルシーの歴代最多ゴール記録かな? 君は現在157ゴール、フランク・ランパードが持つ211ゴールの記録に追いつけるかもね。
D──俺は記録を達成するために戻って来たわけじゃない。ここで再びトロフィーを掲げるために戻って来たんだ。俺にとってはそれが何より重要なことなんだ。ゴール数は重要じゃない。どうすればチームが勝てるか、どんな形でタイトル獲得に貢献できるか、そのことにこだわりたいと思っているよ。
▼それじゃ今シーズンの目標は、近年遠ざかっているプレミアリーグのタイトル奪還かな?
D──確かにリーグ優勝から5年間も遠ざかるなんて長すぎると思う。あのトロフィーを掲げる気分は最高だ。チェルシーのようなクラブが5年も遠ざかってはいけないからね。
▼では、今シーズンのプレミアリーグの優勝争いはどうなると思う?
D──今シーズンも優勝争いは、ビッグクラブがどこも最後まで優勝争いに絡んでくるここ数シーズンと同じような展開になるだろう。昔よりも優勝の可能性を持つチームが増えたのは事実だと思う。そのおかげでプレミアリーグはよりエキサイティングなリーグになっているね。
▼他の国のリーグと比べてプレミアリーグは何が特別なんだろうか?
D──他のリーグとはすべてが違うよ。俺はプレミアリーグが世界最高のリーグだと思っているから、ここでの戦いが恋しかった。確かにブンデスリーガの躍進もすごいけど、過去10年というスパンで見ればやっぱりプレミアリーグが最高だよ。
▼今夏のチェルシーには楽しみな選手が何名も加わった。
D──今年の補強はどれも素晴らしいよ。彼ら新加入選手が活躍するのはもちろん、自分たちの個性を最大限に発揮することを期待している。今のところ順調そのもののように見えるよ。
▼君と同じFWのポジションのジエゴ・コスタの印象は?
D──ジエゴはこの数年、俺が特に注目していた選手なんだ。彼の良いところは姿勢だね。そのおかげで相手に威圧感を与えられる。テクニックは申し分ないし、ゴールも決めるという点では相当な能力を持っているよ。彼は周囲からのリスペクトを求めていると思うんだ。そういった意味でチェルシーは最適な環境だから、ここで必ず活躍すると思う。
▼セスク・ファブレガスについては?
D──セスクも開幕から調子が良さそうだ。ここに加入してみて、チェルシーは敵にするより味方にすべきチームだって気づいたはずだよ。
▼この夏にクラブを去った選手もいる。君の親友でもあるランパードや、イタリアのローマへ移籍したアシュリー・コールだ。彼らについてはどう思う?
D──彼らとは一緒に素晴らしい時間を過ごしてきた。アッシュ(A・コール)は世界最高の左サイドバックだった。アーセナル時代は本当に厄介な選手だったから、チェルシーに来てくれた時はうれしかったよ。ここに来てさらに向上したしね。俺とフランクの関係は言うまでもないよね。俺はチェルシーで多くのゴールを決めることができたけど、そのほとんどに彼が絡んでいたよ。最高のコンビだったと自負している。彼はこのクラブのレジェンドだ。彼はブルーズの一員だし、いつか必ずここに戻って来るよ。
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