最高のプレーヤーは文句なしにロナウドだ
画像展開中
W杯決勝の延長戦でジダンの決定的なシュートをストップ

▼カルチョポリでユヴェントスのスクデットが剥奪された時のショックは大きかったのでは? でも、あのスキャンダルは2006年のW杯でイタリアが優勝する原動力になったようにも見えた。スキャンダルがなくても優勝できた?
ジョン・ケリッジ(ケント)

B── 選手としての成功がああいう形で奪われたのは大きなショックだった。しかもセリエBへの降格は、将来の成功までも奪われることを意味していたからね。W杯が始まった時、俺たちは注目の的だった。犯罪があったわけだから非常にデリケートな時期だったよ。起こってしまったことを払拭するためにも、ピッチの上で何か大きなことを成し遂げなければならなかった。俺たちには強い意思があったんだ。でも、本当に優勝できるとは正直、思ってなかったよ。あの優勝とカルチョポリの関係についてはよく分からないな。

▼あなたにとって今までで最高のセーブは? W杯決勝の延長戦でジネディーヌ・ジダンのシュートを片手でストップした場面では?
ドミニク・ハウ(ツイッター)

B──ジダンのシュートを止めたセーブ? うーん、確かにそうかもしれない。でも、それがベストかと言われると正直、分からない。キャリアの中で、重要なセーブだったことは確かだけど。

▼ユヴェントスがセリエBに降格した時、チームに残留するという決断を下すのは簡単だった? パトリック・ヴィエラやズラタン・イブラヒモヴィッチら他の選手がクラブを去ったのをどう思った?
オリー(ツイッター)

B──もちろん、簡単だったよ。なぜなら俺はユーヴェから大金を貰っていたから……というのは嘘(笑)。今のは冗談だよ。むしろ、その反対だった。セリエBでプレーするという選択は、合理的ではなかったかもしれない。でも俺は自分の心に従って決めた。別の道を選んだ選手もいたけど、それは彼らの決断であって俺がとやかく言うことじゃない。まあ、自分の決断で人生が簡単でなくなることもあるけど、自分で決めたことが自分自身を形成していくんだ。セリエBでのプレーはいい経験だった。ただ、「楽しんだ」というのは正しい表現ではないかな。

▼君はどんなFWも恐れていないように見えるけど、一対一になった時に嫌な相手は誰? 苦手な選手はいないの?
エヴァネシ・インソマニアク(Eメール)

B──対戦した中で最高のプレーヤーは、文句なしにロナウドだ。並ぶものがいない真のチャンピオンだね。信じられないぐらいに素晴らしかった。イタリア人ではバッジョかな。カルチョを最も体現していた偉大な選手だよ。

▼アントニオ・コンテはチームメートだった時と監督の時とで印象が違った? 長い間、一緒にプレーしていたチームメートが自分の監督になるというのはどんな感じ?
デイヴィッド・ロビンソン(ブロムリー)

B── チームメートとしてのコンテは素晴らしい選手でカリスマ性があった。ピッチの中でも外でも、常に素晴らしいお手本だったね。他の選手が自然とついていくタイプだ。もちろん、監督としても素晴らしいと思う。変な感じだったかって? 全くそんなことはない。彼には選手時代から監督としての資質があると思っていたからね。

▼アンドレア・ピルロが最近、「自分のロッカーの場所はトリノで最も危険なスポットだ」と話していた。ドアの近くで、ハーフタイムにコンテが嵐のごとく入ってくるからだそうだ。コンテはエキサイトするタイプ? ファビオ・カペッロよりも酷い?
リアム・タウニー(Eメール)

B── コンテは自分のエネルギーを選手に伝えようとする。ピッチ上で起きたことに対して怒っている時は、それを率直に伝えるんだ。カペッロはもっと酷いって? 違うな。コンテは若いから何事にも全力で、自分のエネルギーのありったけを注ぎ込んでいる。でも、カペッロぐらいの年齢になると経験があるから、少しはクールに振る舞う時もあるんだ。

戻る

インタビューTOP
~SOCCER KING + TOP